今週の重賞のヒントになりそうなのが、
「3分名馬」に登場した今村聖奈騎手。
前回、騎手で取り上げられたのが、
同じ女性騎手の先輩細江純子さん。
細江純子さんは現役ではありませんから、
現役騎手での登場は今村聖奈騎手が初めて。
なにかしらサインがあるでしょう。
ピンときたのが、
岩田望来騎手です。
今村聖奈
父:今村康成(いまむら やすなり)さんは元騎手
岩田望来
父:岩田康誠(いわた やすなり)は騎手
今村聖奈騎手も岩田望来騎手も、
父も騎手のいわゆる「二世騎手」
そして、漢字こそ違うものの、
父の名前の読みは「やすなり」です。
今村聖奈騎手の「3分名馬」では、
デビューまでの彼女は、順風満帆のようにみえて、
実は挫折の連続だったと解説していますが、
普通に考えてちょっと無理がありますよね。
デビュー1年目でこれだけ勝って、
重賞も初騎乗初勝利となれば、
デビュー前は苦労したにせよ、
順風満帆と言って差し支えない成績。
となると、「挫折」という単語は、
岩田望来騎手のことを言っているのでは
ないでしょうか。
重賞初勝利となったロータスランドは、
岩田望来騎手にとって、
実に98戦目の重賞挑戦でした。
【京都牝馬S】ロータスランドV 岩田望はJRA重賞98度目挑戦で初勝利
「挫折」を味わったという言葉が、
まさにぴったりのエピソードです。
一方の今村聖奈騎手は、
CBC賞で重賞初騎乗初勝利。
CBC賞
3-05 テイエムスパーダ(正5・今村聖奈)
京王杯2歳S
7-14(外)ヤクシマ(逆5・岩田望来)
今村聖奈騎手の重賞初勝利ゲートの、
逆番に入った岩田望来騎手。
その今村聖奈騎手は、
裏のファンタジーSでこんな配置。
ファンタジーS 12頭
1-01 サツマノオンナ (サツマ)
2-02 ミカッテヨンデイイ(正14・今村聖奈)
京王杯2歳S
7-14(外)ヤクシマ(正14・母Satsuma)
純粋な同枠ではありませんが、
今村聖奈騎手の隠れ同枠に「サツマ」ノオンナ。
ヤクシマの母が「Satsuma」で、
サツマノオンナとヤクシマはともに「正14」
地味にプラスか。
7枠をもう一度見てみると、
7-13 アスクドリームモア
(岩田康誠・藤原英昭)
7-14(外)ヤクシマ(岩田望来)
7-15 ノーブルラン(尾形和幸)
同枠の7枠には、
実父である岩田康誠騎手と、
仕事上の父と言ってよい、
所属厩舎の藤原英昭調教師がいます。
父が乗っているのは、
自身の重賞2勝目の馬であり、
ダービー初騎乗となったアスクワイルドモアと同じ、
「アスク」の冠名アスクドリームモア。
もう一頭の同枠馬は尾形和幸調教師の馬で、
これは「尾形」充弘元調教師の、
「旭日双光章」受章からプラスでしょう。
「尾形」充弘元調教師といえば、
もちろんグラスワンダー。
現京王杯2歳Sである、
京成杯3歳Sも勝っていますが、
当時から同じ「京王杯」であった、
グラスワンダーの「京王杯」スプリングカップをみてみます。
1999 京王杯SC
1着:3-05 グラスワンダー(正5)
2着:8-18 エアジハード
3着:8-17 ケイワンバイキング
7-14(外)ヤクシマ(逆5)
さて、岩田望来騎手所属の、
藤原英昭厩舎と言えば、
2020 京王杯2歳S 18頭
1着:3-06 モントライゼ(小倉2歳S2着)
2着:8-17 ロードマックス(岩田望来・藤原英昭)
3着:8-16 ユングヴィ(柴田善臣)
師弟コンビのロードマックスで、
クビ差の2着に泣いたこの年も、
今年と同じ18頭立てでした。
3着の騎手が、
今年黄綬褒章を受章した、
柴田善臣騎手というのも面白い一致。
ちなみにこの2020年は、
上記のように2.3着が8枠ゾロ目でしたが、
京王杯2歳Sにおいて、もう一度ある「18頭立て」の年も、
「8枠馬券圏内」+「2.3着がゾロ目決着」でした。
2015 京王杯2歳S
1着:8-18 ボールライトニング
2着:7-15 アドマイヤモラール(正15)
3着:2-04 シャドウアプローチ(逆15)
また、グラスワンダーで取り上げた、
京王杯SCも2.3着のゾロ目でした。
1999 京王杯SC
1着:3-05 グラスワンダー
2着:8-18 エアジハード
3着:8-17 ケイワンバイキング
今年、ゾロ目を狙うなら、上記京王杯SCと、
2020モントライゼの「小倉2歳S2着」から、
「小倉2歳S1着」経由のロンドンプランがいる8枠。
8-16 スピードオブライト
8-17 ロッソランパンテ
8-18 ロンドンプラン(小倉2歳S1着)
「ロンドン」プランがいる8枠は、
エリザベス女王杯特別版レーシングプログラム発行の
ニュースからもプラス。
11月13日(日曜)はエリザベス女王杯特別版レーシングプログラムを発行します
ロンドンプランとあともう一頭なら、
人気上位16番スピードオブライトですが、
意外性のある木幡巧也騎手騎乗の、
17番ロッソランパンテも面白そう。
16番、17番はともに牝馬ですが、
牝馬は過去10年で、昨年3着のラブリイユアアイズ、
2018年2着のアウィルアウェイ、
2016年2着のレーヌミノルといますから、
あまり気にする必要はないでしょう。
◎14番(外)ヤクシマ
〇18番 ロンドンプラン
▲16番 スピードオブライト
穴17番 ロッソランパンテ
△13番 アスクドリームモア
△15番 ノーブルラン
ゾロ目にこだわり、
8枠以外に7枠のほかの2頭にも
印を打ちました。
馬券はヤクシマの単複と、
ロンドンプランとの馬連・ワイドが本線。
あとは印の馬へのワイドと、
ボーナス狙いでヤクシマ頭の3連単。
単複:14番 ヤクシマ
馬連・ワイド:14-18
ワイド:14-13.15.16.17
3連単:14→16.17.18→16.17.18、14→13.15→13.15