国枝栄厩舎の2頭が鍵を握る天皇賞(春)
まだ先ではありますが、
天皇賞(春)の考察をひとつ。
データ分析コピーの違和感と、
和暦からみた天皇賞馬から、
国枝栄厩舎がキーになってくると思われます。
2022 天皇賞(春)
「各時代の王者が歴代優勝馬に名を連ねる古馬長距離戦線の最高峰」
2021 天皇賞(秋)エフフォーリア
「一時代を築いたスターホースが歴代優勝馬に名を連ねる伝統のGⅠ」
まずはデータ分析コピー
昨年の天皇賞(秋)と、
類似していることがみてとれます。
「時代・歴代優勝馬に名を連ねる」の一致。
ワードの違和感としては、
天皇賞(春)の「各時代」
2019年以降は使用例なし
ここは「各世代」のほうが自然で、
実際に過去のデータ分析コピーでは、
2019年以降、以下の2レースで使用
2021 マイルCS
グランアレグリア(ルメール)※連覇
「最強マイラーの座を狙う各世代の有力馬が集結」
2020 ジャパンカップ
アーモンドアイ(ルメール)※2018年以来二度目
「各世代のトップクラスが集うクラシックディスタンスの大一番」
「各世代」を使用した2レース。
いずれも騎手がルメールで、
馬は連覇または二度目の制覇という
共通点があります。
「各世代」ではなく「各時代」としたのは、
「年号(和暦≒時代)」に注意ということでしょう。
以下に、天皇賞(春)、天皇賞(秋)、
そして、天皇にお似合いの長距離GⅠである、
菊花賞の優勝馬を並べてみます(2016年以降)
<天皇賞・春>
西暦 | 和暦 | 日付 | 優勝馬 | 騎手 | 調教師 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
2021 | 令和3 | 5月2日 | ワールドプレミア | 福永祐一 | 友道康夫 | 菊花賞馬 |
2020 | 令和2 | 5月3日 | フィエールマン | ルメール | 手塚貴久 | 令和最初・連覇 |
2019 | 令和1 | 開催なし | 開催なし | 開催なし | 開催なし | 開催なし |
2019 | 平成31 | 4月28日 | フィエールマン | ルメール | 手塚貴久 | 平成最後 |
2018 | 平成30 | 4月29日 | レインボーライン | 岩田康誠 | 浅見秀一 | - |
2017 | 平成29 | 4月30日 | キタサンブラック | 武豊 | 清水久詞 | 連覇 |
2016 | 平成28 | 5月1日 | キタサンブラック | 武豊 | 清水久詞 | 菊花賞馬 |
<天皇賞・秋>
西暦 | 和暦 | 日付 | 優勝馬 | 騎手 | 調教師 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
2021 | 令和3 | 10月31日 | エフフォーリア | 横山武史 | 鹿戸雄一 | 3歳馬 |
2020 | 令和2 | 11月1日 | アーモンドアイ | ルメール | 国枝栄 | 連覇 |
2019 | 令和1 | 10月27日 | アーモンドアイ | ルメール | 国枝栄 | 令和最初 |
2019 | 平成31 | 開催なし | 開催なし | 開催なし | 開催なし | 開催なし |
2018 | 平成30 | 10月28日 | レイデオロ | ルメール | 藤沢和雄 | 平成最後 |
2017 | 平成29 | 10月29日 | キタサンブラック | 武豊 | 清水久詞 | 菊花賞馬 |
2016 | 平成28 | 10月30日 | モーリス | ムーア | 堀宣行 | - |
<菊花賞>
西暦 | 和暦 | 日付 | 優勝馬 | 騎手 | 調教師 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
2021 | 令和3 | 10月24日 | タイトルホルダー | 横山武史 | 栗田徹 | - |
2020 | 令和2 | 10月25日 | コントレイル | 福永祐一 | 矢作芳人 | 三冠馬 |
2019 | 令和1 | 10月20日 | ワールドプレミア | 武豊 | 友道康夫 | 令和最初 ※武豊 |
2019 | 平成31 | 開催なし | 開催なし | 開催なし | 開催なし | 開催なし |
2018 | 平成30 | 10月21日 | フィエールマン | ルメール | 手塚貴久 | 平成最後 |
2017 | 平成29 | 10月22日 | キセキ | Mデムーロ | 角居勝彦 | - |
2016 | 平成28 | 10月23日 | サトノダイヤモンド | ルメール | 池江泰寿 | - |
2015 | 平成27 | 10月25日 | キタサンブラック | 北村宏司 | 清水久詞 | - |
※武豊はこの優勝により、
昭和、平成、令和の3元号でGⅠ競走を優勝した史上初の騎手となる
ルメールの春秋5連覇は有名ですね。
参考サイト:スポニチアネックス
【天皇賞・秋】ルメール 天皇賞5連覇!
アーモンドアイ8冠に感動「みんなが20年後も覚えていると思う」
天皇賞(春)では、
平成最後(2019/平成31)と、
令和最初(2020/令和2)をフィエールマンで連覇。
天皇賞(秋)では、
平成最後(2018/平成30)をレイデオロで勝ち、
令和最初(2019/令和1)と令和2年(2020)を
アーモンドアイで連覇。
春秋の天皇賞はいずれも、
ルメールが「【各時代】の最後と最初」を、
制したことになります。
また、細かいことではありますが、
天皇賞(春)は令和1年の施行がなく、
天皇賞(秋)は平成31年の施行がありません。
平成31年4月28日(2019)
天皇賞(春)フィエールマン(ルメール)
2019年5月1日
元号が令和に変わる
令和1年10月27日(2019)
天皇賞(秋)アーモンドアイ(ルメール)
平成と令和
2つの時代の最後と最初には、
天皇賞馬を一頭だけ刻みたい
元号の切り替わりが、
「4月1日」ではなく「5月1日」だったのは、
意外とそんなところに
理由があるのかもしれません。
さて、令和と平成の天皇賞を、
つなぐ役割があったルメールに対し、
武豊にはこんな記録があります。
2019/10/20(令和1)
菊花賞 ワールドプレミア(武豊)
武豊騎手はこの優勝により、
昭和、平成、令和の3元号で、
GⅠ競走を優勝した史上初の騎手となっています。
データ分析コピーに戻り
「各時代」というワード。
このワードからは、
ルメール騎手と武豊騎手が、
キーマンであることがわかります。
この2騎手で菊花賞をみてみると、
平成最後(2018/平成30)がルメール(フィエールマン)、
令和最初(2019/令和1)が武豊(ワールドプレミア)と
いうのも面白いですね。
<菊花賞>
西暦 | 和暦 | 日付 | 優勝馬 | 騎手 | 調教師 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
2021 | 令和3 | 10月24日 | タイトルホルダー | 横山武史 | 栗田徹 | - |
2020 | 令和2 | 10月25日 | コントレイル | 福永祐一 | 矢作芳人 | 三冠馬 |
2019 | 令和1 | 10月20日 | ワールドプレミア | 武豊 | 友道康夫 | 令和最初 ※武豊 |
2019 | 平成31 | 開催なし | 開催なし | 開催なし | 開催なし | 開催なし |
2018 | 平成30 | 10月21日 | フィエールマン | ルメール | 手塚貴久 | 平成最後 |
2017 | 平成29 | 10月22日 | キセキ | Mデムーロ | 角居勝彦 | - |
2016 | 平成28 | 10月23日 | サトノダイヤモンド | ルメール | 池江泰寿 | - |
2015 | 平成27 | 10月25日 | キタサンブラック | 北村宏司 | 清水久詞 | - |
では、この両騎手の、
天皇賞(春)の想定騎乗馬をみてみます。
※画像はJRAホームページ
参考サイト:netkeiba.com
【天皇賞・春 想定】
ルメール騎手はハーツイストワール、武豊騎手はハヤヤッコに騎乗予定
ハヤヤッコ
(武豊・国枝栄)
ハーツイストワール
(ルメール・国枝栄)
両騎手はいずれも、アーモンドアイで
令和1~令和2の天皇賞(秋)を連覇した、
国枝栄厩舎の馬に騎乗予定
その2頭は上記画像にあるように、
登録馬の馬名50音順で並んでおり、
テン乗りではないものの、
「国枝栄・乗り替わり」という共通点があります。
この並びが意図的なものであるならば、
ハーツイストワールとハヤヤッコには、
自身が馬券、同枠馬サポート、
いずれかの役割が与えられそうです。